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鉱業生産実績

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なお、南島の石炭埋蔵量は87年末現在44億トンと確認されている。このほかに、アルミニウム、アンチモン、モリブデン、ニッケル、チタニウム、タングステン、ウラニウム、ジルコニウムなどの埋蔵が知られてはいるが、開発の将来性については、今後の調査結果を待つほかはない。農業に次いで工業部門も、ニュージーランド経済にとって極めて重要である。雇用面において最も大きな比率(87年では全労働人口の19.4%)を占めているのみではたく、国民総生産(GDP)への大きな寄与率(87年には21.2%)および有力な外貨所得源(87年輸出総額の約25%)からして、ニュージーランド経済の安定した発展のために不可欠とされている。事実、近年における工業化は急速に進展しているが、問題は国内市場が狭小であること、製造業の多くは経営が小規模であること、労働コストが高いこと、原材料

 

 

 

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